セルフコンパッションという考え方
自信があることとないこととどちらかよいのか?
日本人が幸福度が低いと言われ、その理由の一つに自尊心、自信がないからだと言われることがあります。
自信がある方が、良い人生を送れるかと言えば、そうではないようです。
残酷すぎる成功法則ですが、自信があると、相手の意見を聞かなくなり、注意散漫になるなど様々な弊害も生まれるようです。
しかし、自信の有無についていろいろなエピソードが引用されますが、最終的に自信についての議論はやめようと結論されます。
そして、セルフコンパッションという自分への思いやりを持つことで、自信がある人もない人も、自信がある人と同じような幸福感が得られ、さらに、傲慢さなどの弊害もなくなるとのことでした。
しかしこのセルフコンパッションの内容がイマイチよくわからず、グーグルで検索するとTEDでセルフコンパッションを提唱しているクリスティン・ネフが紹介されているんですね。
TEDの公式動画では日本語字幕はないですが、下記サイト、だいたい日本語訳を書いてくれているので、ありがたいかぎりです。
https://minimalist-fudeko.com/self-compassion/
さてセルフコンパッションとは自分への思いやりです。
自分への思いやりが足りない人、自分を他人と比較したり、自分が失敗した時に厳しい言葉を自分にかけてしまうことが多々あるそうです。
親友が失敗した時には、優しい言葉をかけるのに、自分が失敗したときは、厳しい言葉をかける。そういう反省を自分にしている人は少なくないのではないでしょうか?
セルフコンパッションの考えでは、そのようなやり方はつらく、成果もでないため、自分に思いやりを持って自分に言葉をなげかけようというの内容になっています。
失敗した時に『あ〜おれはまじでバカだ、本当こどもみたいなミスして、まじでばかだ。社会人にもなってなにをやっているんだろう』
みたいな反省せず、
『大丈夫、大丈夫、あんまり落ち込まないようにしよう、だれでにもミスはあるさ、次は失敗しないようにしよう』
みたいな感じで自分に接しようというものです。
自分に思いやりを持つことの弊害として、自分に甘くなり、将来も失敗を繰り返すのではないか?という疑問を多くの人が持つようですが、研究結果ではネガティブな影響はないどころかポジティブな結果になるそうです。
自分に思いやりを持つことは自尊心を持つことの上位互換です。
自尊心をもつためには、ある程度の成功体験か自分への自己暗示が必要ですが、自分に思いやりをもつために、自己暗示や至高体験は必要ありません。
実際私もセルフコンパッションの考え方をしって、今までよりも冷静で穏やかに日々を過ごせるようになったと思っています。
しかも、割と、発想の転換に対価ものなので、すぐに自分に取り入れられます。
ただのシンプルな考え方なので、ぜひ頭の片隅入れておくと、人生がより楽しくなると思います。
毎月14日は投資の日です。
銘柄選択よりも株式投資の比率を上げるための工夫をしていきましょう。
コツコツとS&P500に投資をしつつ、一緒にお金持ちになりましょう。