不動産投資で持ち出しがある物件は絶対やめたほうがいい。
不動産投資したいなーと思って、不動産投資の話を聞いたことがあります。
突然かかってくる、謎の電話に対応したのではなく、先輩の紹介の不動産屋という筋で話を聞いたのです。
不動産投資などは信頼が第一ですが、とりあえず紹介されないと話がはじまらないと思っていたわけです。
しかしとりあえず儲からなさそうだったので見送りました。
どうして儲からなさそうかといえば、月々のキャッシュフローがマイナスになるような投資案件を勧めてくるからです。
結構投資のことを考えるのはすきなので、
これはないなっとすぐに思えましたが、人によっては契約してしまうのだなと思うので、ブログに書いておきますね。
まず、不動産屋のいうことは、どこも一緒ですが、キャッシュフローがマイナスになるような物件をすすめるときの常套句は『保険』ってやつですね。
生命保険などに加入している人はわかると思いますが、月々いくらか払うのが保険です。
不動産投資も同じで、毎月いくらと支払うことで、30年後にキャッシュを生む、ワンルームをもてると主張してくるわけです。死んだらローンはチャラになると営業してくるわけです。
しかも、不動産屋はこちらを素人のカモネギだと思っていますから、
それが当たり前ですよ的なノリで会話をしてくるわけです。
営業マンってすごいですね。
一般論として不動産投資の最大のうまみは、
すぐに現金収入を得られることです。
上級者の方は、減価償却を利用して税金対策するというものがあるかもしれませんが、それは置いておきます。そんなのもっとお金持ちにならないと実践できません。
さて、持ち出しのある不動産投資をするのがどうしてありえないかというと、
文字通り持ち出しがあるからです。
ローン支払いの額は常に一定です。一方で家賃収入は常に下がっていきます。
そういう意味でも持ち出しのある不動産投資は絶対にやめましょう。
持ち出しのある投資を進めてくれるモデルプランは35年後にローンフリーで家賃収入がもらえることです。
しかし、そんなのだったら、
圧倒的にS&P500の方がいいじゃないかと思っています。
株式投資の利回りは7%で想定すると、月に5万円ずつ投資すれば、40年後に1億円です。
1億円を利回り7%で運用すると年間の不労所得は700万円です。
これは単純な計算です。
不動産投資でワンルームをローンを組んで購入して月に2万円ずつ持ち出しが最初からあるとします。これだけでもひどい設定ですが、不動産投資は空室による家賃収入がえられないことや修繕する費用がかかってしまったりと実際のコストが、普通に発生してきます。
さらに、それらのコストに対応する時間、それらのコストが発生するのではないかという不安というコストもついてきます。
運が悪いと借金まみれになるのではないかという不安はかなり強いでしょう。メディアや連日人口減少について報道しているのですから。
そんなに頑張って、将来得られる不労所得はせいぜい月に10万程度です。
一方で、月に2.5万円をS&P500に投資をすれば、40年後に5000万円になります。
そして5000万円を7%で運用すると、不労所得は年間350万円得られます。少なくとも歴史はそう示しています。アメリカ国債など、利回り3%で運用しても、不労所得は、150万円です。ワンルーム投資の35年後よりも有益な未来が描けます。
圧倒的に米国株の方が楽チンです。
持ち出しのある不動産投資は絶対にやめておきましょう。
毎月14日は投資の日です。
銘柄選択よりも株式投資の比率を上げるための工夫をしていきましょう。
コツコツとS&P500に投資をしつつ、一緒にお金持ちになりましょう。