今不動産投資をしたいと思っている人こそ株式投資を始めるべし。
こんにちは。
私の友人で不動産投資をしている人は、一定の数はいるのですが、大体のひとは新築マンションのワンルームに投資をしていたりするので、友人の将来が不安です。
もちろん未来のことはわからないので、大成功するかも知れませんが、最近の不動産投資の説明と、われわれをカモネギとしか思っていないんじゃないかと思ってしまいます。
借金として部屋のオーナーになり、賃貸経営をして、その賃料で借金を返しましょう。
月々のキャッシュフローは、近年の物価高騰でほとんど得られませんが、節税になって、所得税が返ってきますよ。
35年後には借金を完済しているので、あとは、その賃料は全て自分の収入です。自分年金です。
不動産投資の本を読んだりしますが、この手の物件は絶対にやめたほうがいいと不動産投資の本には書いてあるし、私も同意します。
投資はたらればの世界なので、たらればにはたらればで反論したいと思います。
私は不動産投資を始めたいと思いつつ、今は時期じゃないと思っているので、不動産投資の経験がないため、変なロジックもあると思いますが、大枠は外れていないと思います。
まず、不動産投資は投資である以上儲からなければ意味がありません。
基本的には、借金をして、土地を購入し、借金の返済学よりも、高値で賃貸経営をするから手元資金を減らさずにいきなり、収入が得られるわけです。本質的には起業と一緒です。金持ち父さんも言っていますが、株式は銀行から融資を得て購入することはできません。
賃貸の利益というのは取得した土地の価値が維持、もしくは値上がりすればその賃貸収入で負債を減らしていくので、トータル資産はどんどん増えます。しかし、土地代が下がるのであれば、その土地代が下がる以上の速度で、賃貸収入を得なければいけません。しかし賃貸収入というのは、土地代に依存するので、将来値下がりするような土地で賃貸経営をするというのは、本質的に間違っているわけです。
将来値上がりする土地といえば、日本という枠組みであれば総論としては東京圏だけでしょう。人口が流入しないと土地は値上がりしません。
しかし東京の土地はとても高いので、誰でも手を出せるエリアではないと思います。
さて、そうは言っても不動産投資をしたい、東京のワンルームマンションの値段は下がらない!(そうかもしれないし、そうじゃないかもしれません)という人もいると思います。そんな人にこそ株式投資がおすすめです。
現状での不動産投資のロジックは、物件が高い分、長期でローンを組んで、月々の返済額を減らしながら、賃貸経営を長くする。そして賃貸経営をする場所は、将来需要が下がらないような、都心で行う。こんな感じの理論があると思います。少なくとも私みたいなカモネギドクターに営業をかけてくる不動産話はこれ以外に聞いたことがありません。
しかし、これでは、将来の安定収入を得られるのが新築マンションのローンを全て返済し終えた、35年後になってしまいます。
例えば総額1億円の不動産を購入して、賃貸経営をする場合、月々30万の賃料を得ながら、30万の返済をするみたいなイメージです。
35年間ひやひやしながら、35年後にやっと1億円の資産運用ができているイメージです。
それでは株式投資ではどうでしょうか?月々5万円ずつ40年間積み立てていくだけで、金融資産が1億円になるわけです。
不動産で1億借金できるような人は、そもそも基本的な年収や社会的属性も高いですから、月に5万円を株式に回すのはそんなに苦労しないでしょう。
これなら、購入した不動産価値が1億円から5000万に減るようなリスクを取らず、自分の資産を着々と増やしながら、しっかりと、40年後には安定した不労所得が得られているはずです。
不動産で35年待つだけの体力や知見、長期投資の視点があるのであれば、絶対に米国株式をやったほうがいいです。そもそも不動産投資をやろうと思っている人と、長期株式投資は相性がいいはずです。
長期株式投資なら安定してお金持ちになれますが、不動産投資、特に日本への不動産投資は、価格変動する不動産での信用取引なので、成功したとしても、相当ひやひやする人生だと思います。夜も眠れません。幸せになるために投資をしているであって、カイジの世界みたいにザワザワするために投資をするのではありません。
不動産投資をする勇気を持っているのであればその勇気を株式に向けてください。きっといい人生がまっています。
ちなみになぜ新築マンションの投資がダメなのかなどは、不動産の本には結構かいてあります。
コツコツとS&P500に投資をしつつ、一緒に安定してお金持ちになりましょう。
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