シーゲル投資がしたい人はVYMやHDVのETFを買ってみてもいいと思う。

こんにちは。

当ブログではS&P500への投資を推奨していますが、米国株投資家の中には、高配当で優良企業の株を買うことが、最終的にS&P500への投資を凌駕すると思っている人が少なくありません。

私も株式投資の未来を読んだ後は、将来的に投資に慣れて来たらジョンソンアンドジョンソンの株を直接保有しようかなと思ったりしたこともあります。

しかしやはり

一企業へ自分の資金を直接投資するというのはリスクが高いのではないかと思ってしまいます。

もちろんリスク許容度の問題なので、自分で決めた投資ルールに従って投資を続けられればそれでいいと思います。

しかし、投資先の一つが倒産になりそうなニュースが流れたとして、

私なら怖くてその株を買うことはできません。

さらに、自分の資産がたとえば５０００万くらいになった段階で、投資先の一つが父さんしてしまったら、私は泣いちゃいます。

それこそバブル後に絶望を味わった多くの日本人と同じ気持ちになってしまうと思います。

シーゲル投資は富裕層がより富裕層になるための遊び的な方法にしか見えません。

普段節約をして投資をしている人間がどうして、数百万円が紙くずになるリスクを負えるんでしょうか？

もしどうしても高配当株でチャレンジしたい場合は、潰れない商品を選ぶべきだと思います。

ETFはそれ自体が潰れるわけではないので、高配当で、１０年くらいの実績があって、純資産が十分であれば投資先としてはありだと思います。

シーゲル投資の肝である、不況時に高配当株が株価下落のブレーキになり、好況時に配当再投資で積みました保有株が爆発的な資産になる

これを倒産のリスクを回避しつつ実践するにはVYMかHDVの高配当ETFへの投資がいいと思います。

でもHDVは保有株の回転率が非常に高いです。この売買手数料は誰が負担しているんでしょうか。

ETFへの投資なら、暴落時にバーゲンと思うことができますが、個別株への投資は、暴落時に狼狽してしまうと思います。

世界経済が好調であっても何らかの爆弾が投資先企業で爆発するという可能性は否定できません。

優良企業ほど、多くの人間が集まり、多くのうごめく思惑の集合体だからです。

でも結局HDVやVYMへの投資がS&P500に負けるのであれば、（勝つかもしれませんが）最初からS&P500への投資をした方がいいんじゃないかと思ってしまいます。

普通のサラリーマンは、コツコツとS&P500ETFへの投資を私と一緒にやっていきましょう。