ダウがS&P500やVTIより優れている点は配当金が高いこと。
こんにちは。
高配当株やPERなどに着目したスマートベータ投資は結局のところ、数あるアクティブ戦略の一つにすぎないため、市場平均には勝てないだろうとバートンマルキールは指摘しています。
とあるスマートベータ投資が高い利益を上げたとして、その恩恵は市場平均への投資も得ることができ、市場平均への投資が損するわけではないと宣言されています。
スマートベータ投資によって、投資成績を出し抜かれるのは他のアクティブ運用者であってインデックス運用者ではないということです。
さて、株式投資の未来が多くの投資家に市場平均を超えるための夢を持たせたのは事実ですが、結局どんな投資が有益かと言えば、
永続するものに投資すること
なのだと私は理解しています。
株式投資の未来では、過去一番リターンを得た企業をフィリップモリスだと指摘していますがが、なぜ高いリターンをもたらせたかと言えば、ずっと存続できたからです。
しかし現時点で未来永劫存続する企業はわかりません。
わからないから未来永劫続きそうな指数である、S&P500に投資するわけです。
しかし、未来永劫続きそうな指数という意味ではNYダウも同じくらい優れていると思います。
「株式投資の未来」の中でが将来のリターンに最も寄与したものは「配当金」だと指摘されています。
NYダウは配当金がS&P500やVTIより高いため、日々の株価変動に加えて、その配当金で、保有株式の数を積み上げることができると思っています。
30年とかの長期投資でNYダウの方がS&P500に投資成績では上回っているのは、ダウの配当金が高めだからなのではないかと思っています。
シーゲル流投資がしたい人は、ダウのETFや投資信託を買うのがいいと思います。
幸いにしてダウはバフェットが指定したS&P500と比較してそこまで人気ではないので、必要以上に買われておらず、粛々と配当再投資を実行できるのではないかと推測します。
しかし、極論すればダウでもS&P500でもVTIでもお金持ちになれると思います。
私たちが健康寿命を全うするまでくらいの期間では、大した差は出ないんじゃないかと思っています。
しかし、男のロマンとして、何が一番儲かるかという妄想は楽しいです。
一緒に楽しく投資していきましょう。
毎月14日は投資の日です。
コツコツとS&P500に投資をしつつ、一緒にお金持ちになりましょう。