S&P500ETF 【SPY】の運用資産残高が一番多い理由
こんにちは。
このブログでS&P500ETFへの投資、VOOやIVVへの積立投資を推奨しています。
なぜならS&P500に投資していれば、年間平均リターンが6.9%であるという事実があることに加え、米国株式は長期で見た場合に美しい右肩上がりをのチャートを描くからです。
そしてVOOやIVVの信託報酬が0.04%と最安値であることから、私はVOOやIVVをオススメしています。
しかし、S&P500ETFの運用資産残高が一番多い投資先はどこか知っていますか?
それはSPYです。SPYは最初にS&P500と連動する商品を提供したため、圧倒的な運用残高を誇っているわけです。
そして運用額が多いため、取引量も多いという構造となっています。
SPYのデメリットとして信託報酬が0.09%とVOOやIVVと比較して割高な点は有名であり、
短期で売る予定のない余裕資金で運用する長期投資家は積立投資では、信託報酬が高いSPYには投資するべきではないのです。
運用残高が多いことや売買取引の数が一番多いという事実が『一番信頼できる』という解釈につながり、
多くの人がSPYへの積立投資を始めたり積立投資を続けています。
それは間違っています!!!
ちこちゃんの言葉を借りれば
ぼーっと生きてんじゃねーよ!
ということになります。
なぜSPYの運用資産残高が一番高いのか?
信託報酬が高いのになぜ一番なのか?
なぜSPYで運用している人たちがIVVやVOOに乗り換えないのか?
その本質的な答えは税金です。
最初にS&P500に投資を始めた彼らは、ものすごく利益をあげており、
税金のために乗り換えることができないのです。
あなたが利益を1億円の含み益でSPYで持っていたとすると、SPYからVOOに乗り換えるのに、日本では税金が20%なので、移動した瞬間にあなたの資産は8000万になってしまうのです。
2000万損するのに、経費率0.04%の差のために乗り換えませんよね。
S&P500への投資を初期からやっている人たちの資産はいま莫大になっており、
その巨大な運用残高がある種の信用となり、新規に積立投資をSPYで始める人や、継続的にSPYに投資を続ける人が出てきてしまうわけです。
日本における投資信託と比較して、IVVやVOOは比較にならないほど巨大です。SPYと運用残高を比較して、どちらが信用できるかを考えることはあまり意味がないです。
どちらかと言えば、SPYは顧客ファーストではなく、企業ファーストの状態となっており、SPYの方が信用できません。
私たち個人投資家は少しの信託報酬の差が長期的に大きな差になるということを十分知っているはずです!
現時点での最もコストパフォーマンスに優れる、VOOやIVVにNISAで積立投資するべきなのです!
SPYに投資をしている人はいますぐ積立投資先をVOOやIVVにしましょう!
そしてS&P500への個人投資家として一緒にコツコツと資産を成長させていきましょう。