余裕資金はなくなってもいい資金ではない。
こんにちは。
投資は余裕資金で。
この言葉はたしかにその通りなのですが、
現代の日本では、現金を保有していても、すさまじい円高がこない限り見た目の資産は増えません。
はなまるうどんが130円で食べられるという事実がある一方で、
缶コーヒーの値段も130円になってしまい、普段の生活でも油断をするとお金はどんどんなくなってしまいます。
昔と比べて消費税増税などの影響で物価は確実に上がっており、
普通に生きるために必要な資金はどんどんと増えています。
多くの人が
給料を上げるためにはどうするか?
を考えていると思いますが、それ以上に
どこに投資をするか?
が非常に重要な選択になってきます。
なぜならサラリーマンの給料は劇的には上がらないからです。
NISAやidecoの口座を開設し、余裕資金を投資に回したとしても、その資金がなくなってしまっては全然ダメです。
余裕資金とはなくなってもいいお金ではないのです。
多少の価格変動はあっても、最終的に増えてもらわなければ投資としては失敗なわけです。
何かが起きた時に使うためのお金は余裕資金ではありません。
一方で目的を持ったお金以外はすべて余裕資金です。
投資を知らない人たち、S&P500のトータルリターンを知らない人たちは、
お金は働いて稼ぐものであり、高い給料をもらうためには、高いパフォーマンスをあげなければならない。
と考えており、この言葉にあまり嘘はないと思いますが、
人間は機械のように常に予定された最高のパフォーマンスをだせるわけではありません。
どちらかといえば、たまにしか最高のパフォーマンスを出せないと言っていいでしょう。
しかし、S&P500における将来への見込みリターンは平均で6.9%です。
普通の人の給料を年率6.9%もあげることはできません。
安倍総理の大企業へのベースアップの要請は3%でした。
しかしその3%ですら達成できないというのが、サラリーマン給料の現実なんだと思います。
トマ・ピケティの『21世紀の資本論』では、
給料の増加率と資産の増加率は常に資産の増加率が多い
ということを示したものでした。
投資は余裕資金で。
これも間違いないですが、
将来、安定した生活を送るために必要なことは、
余裕資金こそ投資でしっかり増やす
これを実践することだと思います。
これを実践した人としない人では将来資産がおどろくほど変わってくると信じています。
コツコツとS&P500 ETFへ投資をしていきましょう。
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