人の興味のあることに興味を持つのは超難しい
カーネーギーの本のある章に書いてあった内容です。
人付き合いを良くするための圧倒的な内容が書いてあります。
ルーズベルト大統領が多くの話題に対応できたのがなぜかといえば、だれかと会う約束があればその前日夜遅くまで、その人の興味があることについて研究をしていたからという内容です。
人は他人のことよりも自分のことに興味があるという格言
だれかと仲良くなったり、人間関係を良くしたいと思えば、相手が興味のあることでコミュニケーションをとることが大切という内容で、
アフリカで何万人が餓死するよりも自分の虫歯の痛みの方がよっぽどその人は興味があるという、考えさせる内容です。
私は、この『他人が興味のあることに合わせる』ということには否定的でした。
学生のときの実習で、指導医の興味のある内容に、研修医が必死に合わせて会話をしている様子をみて、私は辟易していました。
上司に媚びへつらって、まじでかっこわる。
本気でそう思っていました。
実力が足りないから、ゴマすってばかりのダメな人間になんだな。
こんな発想でした。
しかし、今は少し考えが変わっています。
ゴマするのが良いとまでは思っていませんが、人間関係がスムーズになる方法があるのならそれを実践するのが一番利口だと思っています。
色々な人と接していると、どんな会話をすればいいのか悩む時があります。
そんなときは、相手が興味がある内容を話せばよいということをはっきりとカーネギーは教えてくれます。
すこしありきたりな内容かもしれませんが、かなり重要なんじゃないかなと思います。
多くの人は自分の関心のあることにしか興味がないからです。
自分が興味を持っていることは相手も興味を持っていると思っている人は多いかもしれません。
少なくとも私は、ちょっとそう思っていました。
自分が面白いとおもっているのだから、相手だって面白いと思っているはずだ。
だから、いかに自分が面白いとおもっているのか、その面白さを一生懸命説明することが大切だと思っていました。
全然違いますよね笑
自分の興味のあることではなく、相手の興味のある話題をすることが、会話を円滑にする奥義なんだと実感しています。
こんなこと昔から知ってたんですが、実感できたのは最近です。
ちなみに、相手の興味のある話題でコミュニケーションすることと、こびへつらうことは違うと思っています。
円滑なコミュニケーションは自分の利益にもなるし、相手の利益にもなります。
全体で大きな利益を上げることが、より豊かな人生につながると思っています。
そしてさらにここから新たな発見もありました。
相手の興味合わせてコミュニケーションするってめっちゃ難しい!
意外に誰かがなにに興味を持っているかがわからなかったりします。
さらに、相手が何に興味をもっているかを知っていたとして、
その話題にあなたは合わせられますか!?という話です。
例えば、先輩がクラシックピアノの曲を好きだったとします。
別の先輩は、陶芸に興味があったとします。
さらに別の後輩がスマホのアプリに興味があります。
『あ〜、そんなに興味ないな』って感じになってしまうのが人間関係の難しいところです。
やっぱり自分の興味のあるものが一番興味を持てるわけです。
だからこそ。相手に興味のあることに興味を持てれば、かなり人間関係は円滑に進められることになるのでしょう。
少しずつ、硬い人間になるのでなく柔軟な、いろいろなことに興味の持てる自由な大人になりたいと思っている日々です。
毎月14日は投資の日です。
銘柄選択よりも株式投資の比率を上げるための工夫をしていきましょう。
コツコツとS&P500に投資をしつつ、一緒にお金持ちになりましょう。