ライバルを蹴落とすと出世できるという構造から抜け出そう
こんにちは。
日本のニュースで様々な企業や政治家などの不正が取りざたされています。
しかしこの不正はどうして起こるのでしょうか?
もちろん倫理観の欠如から起きるのだとは思いますが、
どうして倫理観を失ってしまうのでしょうか?
一つはもともと倫理観というものを知らないという場合
もう一つは、合理性が倫理性を上回ってしまう場合だと思ってしまいます。
手っ取り早く出世するためには、相手をやっつければいいわけです。
この相手をやっつけるための方法は、よりよい成績だったり、優れたリーダーシップだったりと、純粋な評価でやっつけられればいいのですが、
実際には、出世競争というゲームは受験勉強と似たようなもので、とてつもなく狭いルールの中で戦わなければいけないので、相手に勝つ方法は限られてきてしまうわけです。
相手を倒すための方法が限られている中で、さらに競争し合っている人間はある意味で似たり寄ったりですし、人間のできることが限られていることを考えると、もともとの序列を変えることはなかなか難しいと思わざるを得ません。
そんな中で一発逆転を狙うためには、非倫理的な方法しかなくなってくるのではないかと考察しています。
これが競争社会の一番の弊害だと思います。
倫理的に問題のない範囲、つまりルールの多い中で競争を続ければ、いずれは効率的な戦略に限界がきます。
もちろんイノベーションも起きるとは思いますが、イノベーションはぽんぽんと生まれないから画期的なのです。
しかし、倫理観を逸脱した行動はいずれ叩かれて信用を落としてしまいます。
その信用が落ちるのは、すぐではなく、長期的な話なので、なかなか誠実さというのは不正防止のストッパーにはなりません。背に腹は変えられないのです。
長期的にはよくないと知りながら、短期的な目先の利益に向かってしまう。
どうやってこの構造から抜け出すのかと言えば、S&P500に長期投資をすることだと思っています。
S&P500への長期投資は長期的な視点が必要です。コツコツと投資をし続けることが一番大切で、すぐには莫大な利益にならないものの、いずれは莫大な資産になる。
これを確信をもって普段から実践することで、不正は減るのではなないかと思っています。短期的な目線の影響力を減らすのです。
個人個人が長期的な視点を持った行動は自ずと倫理的な行動になります。倫理観を持った競争をし続ければ、いずれは、ライバルが勝手に倫理的に間違った行動をして、信用を失っていきます。
しかし、この戦略は短期的な利益ではライバルに劣ってしまうかもしれないので、長い辛抱が必要です。
しかしこの長い辛抱が結果的に報われるためには、投資をしていないと成り立ちません
人的資本を生む自分の組織が長期的な視点を得るためには、その組織の中の一人一人が、少なくとも管理職以上の人が、長期的な視点を持っていなければ成り立ちません。
長期的な視点を持つために、インカムが複数あったり、自分の資産が勝手に増えてお金持ちになれるという確信のバックグラウンドがないと難しいと思います。
S&P500に投資をしていれば、短期で結果を出さなくてもお金持ちになれるという確信が持てるため、中途半端なところで失敗するように、堅実に給料をもらい続けられるような行動をするはずです。
社長がいくら社員に強要したって、社員が投資家で冷静な判断ができれば、悪に手を染めることも少ないのではないかと思っています。
将来お金持ちになり、不労所得で暮らせるという確信が、人々を幸福にすると信じています
コツコツとS&P500に投資をしつつ、一緒にお金持ちになりましょう。