個人投資家が投資の勉強をすればするほど勝つことができない単純な理由
こんにちは。
多くの投資家は、投資本を買い、日々の経済ニュースやチャート読むことで、投資をしていることと思います。
しかし一部の天才トレーダーもしくは強運トレーダーを除き、多くの人は失敗しているのが現状です。
アメリカのインデックスに長期で投資をした素人投資家が金持ちになるエピソードはよく聞きますが、
その他の投資においては、真似して失敗したというエピソードがあふれています。
だから投資は危険という認識が日本人には染み付いています。
ではなぜ失敗するのでしょうか?なぜ投資においては、勉強したにも関わらず結果が出せないのでしょうか?
もちろんこの疑問に対する答えは色々あると思いますが、単純な答えの一つは、情報が限られているからです。
勉強をすればするほど、さまざまな状況を考慮した上で、それを論理的に組み合わせ、いくつかの解を見いだすことができるようになります。
EPSがなんちゃらとか、200日平均線がなんちゃらとか、XX大統領がどうのこうのとかさまざまな仮説を振り回すことができるようになります。
この時点で素人はついていけなくなります。
しかしこの仮説構築力というのは、ある意味危険です。なぜならその仮説というのは、自分が知っている情報の上に成り立ったものだからです。
すべてを知っている投資の神様からしたら、
君、▲▲のことが実は起きているんだよ、みんなは知らないみたいだけどね。
みたいなツッコミを入れられてしまうというのが個人投資家の限界なのです。
逆に、個人投資家が公開されていない情報を知って、投資をするとそれはインサイダー取引になってしまいます。捕まります。
情報が限られた世界で勝負をしなければならない個人投資家は無力だと思います。
これが短期トレードで勝つことが運と言われてしまう理由だと思います。
しかし勉強をすればするほど、自分の仮説が正しいような気がしてきてしまうのが人の性です。
そしてその投資家は自分の仮説を信じて、負けてしまう。
これが個人投資家が勝てない本質的な理由だと思います。
さらにこの状況に、売買手数料が嵩んできたり、税金がかかったりとより不利な条件が加わるのですから、勝てないことはある意味必然なのだと思います。
一回くらいはそういう経験をしてもいいとは思いますが、それ以上はカモネギになってしまいます。
だからこそ、私たちは無知なことを利用して、インデックスに投資をするのがいいのだと思います。
コツコツとS&P500に投資をして、一緒にお金持ちになっていきましょう。