『君たちはどう生きるか』を読んで
こんにちは。
ベストセラーになった上記の新書と漫画、両方読みました。
コペル君が日常生活を通して、社会の成り立ちを考えたり、倫理観だったり自分の弱さを自覚したりと、よくある話が書いてある一方で、どれも重要なテーマであり、その思考過程を通して、
考えることの重要性が説かれています。
また、名誉職やハイステータスな職業、優れた実績をあげることと立派な大人であることは異なることが説明されています。
朝寝坊してもいいし、だらしない生活をすることはあっても、自分の力でしっかり考えて、自分の考えたことややったことを、自分で考えて修正していけるような人が立派な大人と定義されています。
多様化した価値観や制度が渦巻く社会の仕組みを考えた上で、
あなたはどういう生き方をしたいか?
これがこの本のテーマだと思います。
ざっくり言えば自己学習ができるようになりなさいってことだったり、福沢諭吉とかの自主自律の精神をもちなさいってことでもあると思います。
考えることで、最適解がいくつか浮かび上がり、その時代や価値観、立場により最適解は微妙に移ろい、新しい事象が追加されればまた最適解は変わっていく。
その最適解を状況に合わせて選択できますか?というの本書の裏テーマだと勝手に思っています。
多くの大人は一度獲得した最適解を修正できません。
多くの大人は最適解にすらたどり着けません。
そんな中で、これから大人になっていく人に、考えることで世の中の仕組みを理解し、その人にとってより良い人生を、または多くの人にとってより良い人生を歩む選択ができるような大人になりましょうと言っているような気がしています。
漫画 君たちはどう生きるか [ 吉野源三郎 ]
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現代の日本人における人生設計の最適解の一つはS&P500への投資です。時代が変わればまた最適解は変わるとは思いますが一緒に最適解を取り続けられように、よく考えながら人生を一緒に生きていきましょう。