自分で自分の首を絞める投資
こんにちは。
このブログでは、短期の売買は想定しておらず、30年以上の長期保有を前提とした投資を考えています。
それを踏まえた上で、日本人が日本株に投資をしないほうがいい理由が2つあります。
一つ目は、やはり日本の株価が右肩あがりじゃないからです。
現在の日経平均は2万3千円前後ですが、日本のバブル期の株価は3万8千円とかでした。
バブル時代に株を買った人はいまだに損をしているというのが日本株の現状です。
このブログでは、特に銘柄分析などもせず、時間を味方につけ、将来安定した資産を形成をするということを目標にしています。
今は価格が上昇している日本株ですが、いつ日銀のETF買い入れの終了や国債買取の終了で暴落するかわからない株を買うことはこのブログの趣旨には全くあいません。
暴落する前に売りぬけるというのが、日本株投資家の宿命だからです。
日本株投資は売り抜けることを念頭に日々の経済動向を確認しなければいけません。
投資で本業に支障を出してはいけません
二つ目の理由はもっと大切です。
株主が会社に希望することは配当金をしっかりと出してもらうことです。
しかし会社が配当金をしっかりと出すためには、余計な人件費を払わないことが一つのテーマになってしまっています。
私たちは日本で働いています。多くの人はサラリーマンです。
私たちが日本株に投資をすると、日本企業で働く従業員の給料を抑えることを応援することになってしまいます。
私たちは、日本企業で働いているのだから、給料アップを主張していくべきなのです。
日本企業の株を買っている人の7割以上は外国人投資家だと言われています。だから日本人にアベノミクスの恩恵がないのです。
しかし別にアベノミクスの恩恵などなくてもいいのです。
私たちは労働者として、所属する会社にきちんとした給料を求めればいいのです。。
サービス残業などしない。やりがい搾取にあわない。
きちっとした仕事をし、きちっとした対価をもらう。
日本は少子高齢化で人手不足なのですから、労働人口が減ることによる労働供給量の減少、高齢者が増えることによる労働需要の増加という現実を踏まえれば、
給料は普通にしていれば本来上昇します。
しかしその上昇を抑える要因の一つが、投資家への利益還元なのです。
配当金を出すか出さないかは経営者の判断です。
日本株に投資をして、自分で自分の首をしめないようにしましょう。
配当金をもらってもらうべき給料がもらえなかったら意味ありません。
そのためにも日本株ではないS&P500ETFにコツコツと投資をしていきましょう。