米国の投資家を大切にする文化は変わらない。
こんにちは。
世界経済の発展に伴い、今後、短〜中期的には、米国株以上のトータルリターンをもたらす投資市場はもちろんあると思いますが、
長期的に見た場合に、
なぜ米国株投資が日本株より、新興国株より、他の先進国株よりもよいのか。
それは
米国は投資家を大切にする文化が脈々と受け継がれている
に他ならないと思っています。
企業はだれのものか?
この問いの答えは、株主という結論になっていたとは思いますが、
米国企業はしっかりと株主へ売り上げを還元する文化があります。
これを配当性向というらしいですが、米国企業は配当性向が他の国と比較して高いはずです。
例えば日本では、会社は株主のものというより、社員のものという表現の方がしっくりきませんか?
これは論理ではなく文化の話なんだと思います。
日本も株主への還元率を高くして、投資家に株を買ってもらいやすくすることで株価の上昇を目指す動きはあると思いますが、
日本でサラリーマンをする私たちにとって、株主の権利を守るのではなく、労働者の権利を守ることにメリットがあると思います。
では他の国はどうでしょうか?
中国に投資すればいつ資産が凍結されるかわからないですし、ヨーロッパはEU情勢が難民問題で不安定なためこれから様々な変化が起きると考えています。
新興国の株式市場は歴史が浅く、法整備も整っていないため、長期投資家にとっては最後の最後に裏切られる可能性もあるわけです。
もちろんアメリカ以外の有望な投資先はあるかもしれません。
しかし、さまざまな変化が予想される国のボラティリティは大きすぎると言わざるをえません。
アメリカは日本人にとって馴染みのある国ですが、自分たちが今まで生きてきた記憶を振り返り、
過去にアメリカ文化が大きく変化したことはあったでしょうか?
向こう30年のアメリカに、投資家にとってデメリットとなるような法体系や文化の劇的な変化はありそうでしょうか?
株主にしっかりと利益を還元する米国株は今後も私たちの金融資産を増やしてくれると信じています。
コツコツとS&P500ETFに積立投資をしていきましょう。