金融教育の本質の第一歩は必要なものにしかお金を使わないこと。
こんにちは。
日本人は金融教育がたりないと個人的には思っています。
よく言われているのか言われていないのかはよくわかりません。
子供から大人まで必要な金融教育の本質とはなんでしょうか?
有名なのはバビロンの大富豪による、収入の一部を強制的に貯蓄に回すというスタイルです。フィナンシャルプランナーとかのアドバイスでも出てきます。
収入から強制的に貯蓄に回す、例えばもともとの収入の8〜9割で生活することを自分に強制する。
そうすることで強制的に貯蓄が増えていくという理論ですが、
私はこれを教育だとは思いません。
単なる命令です。
教育とは魚の釣り方を教える方法なのです。
しかし、強制貯蓄のスタイルは魚の釣り方を教える方法でしょうか?
私には釣竿を渡しているようにしか見えません。片手落ちだと思います。
バビロンの時代には貯蓄をするだけでよかったかもしれませんが、資本主義社会である現代では違います。
現代の金融教育の本質はこの3つです。
必要なものにしかお金は使わない。
資産を増やすように意識する。
消費は資産収入が十分になってから。
私はこれをずっと意識していますし、こどもにもこれを伝えようと思っています。
収入の一部をとっておくだけでは、今までの日本人と同じです。
繰り返しますがこのスタイルは単なる命令です。必要なものかどうか?という問いに、自分で十分吟味したり、他者と相談しながらお金は使うべきです。そうするうちに何がどう必要かなど、お金の使い方を学べます。何が消費で何が投資なのかというのは全てその状況によるので、常に考えることが大切ですし、それを促すのが教育です。
資産を増やすことを常に意識することで、資本主義社会を生きる投資家としての視点を養うことができます。当ブログでは資産を増やす方法としてS&P500を推奨していますが、時代や状況によって何が資産になるかというのを見極めるのが大切ですし、株式以外に資産になりそうなものがないか?というの意識を持ち続けることで、S&P500の魅力を再認識できるでしょう。
消費をしたい場合は、あくまで資産収入が十分になってからです。使いきれないお金を持っていない状態なのに、お金を使い始めては、人的資本を時代に合わせて成長させるという必要が大きくなってきます。多少の消費はいいですが、大前提としてまずは資産収入を増やすことに集中するという意識はとても大切です。
資本主義社会である以上、投資は必須です。
しかし投資をしようなんてだれも教えてくれませんでした。
多くの日本人は、金融教育の本質を知らずにいきていると思います。
本質をはずさないようにしながら、コツコツとS&P500に投資をして一緒にお金持ちになりましょう。