リベラル化する世界を生き抜くためには投資家になればいい。朝日ぎらいを読んでの考察②
こんにちは。
多くのひとが世界のリベラル化についていけずに、自分の社会的なポジションが減り、アイデンティティが国籍だけだったり人種だけになっていることで、ネトウヨ、トランプなど憎悪にまみれた状況が生まれるというのが朝日ぎらいのなかで分析された現象の一つです。
アイデンティティは自己同一性という訳ですが、人間は社会的な生き物なので、他人なしにでは自分を定義できないため、最終的な自分のアイデンティティの拠り所が国籍だったり民族になってしまうと言っています。
自分のアイデンティティを傷つけられると、非常につらいため、世界中でドメスティックとリベラルの対立が起きていると分析されています。
例えば、中国人のことが嫌いでも、中国人の友達がいれば、普通の感覚では極端に中国人をいじめたりするような発言は生まれないはずだという思想をコンykとして、
よりよい生活を送るために、複数のアイデンティティを持つことが推奨されています。
しかし普通の人に複数のアイデンティティ、つまり複数の肩書きを持つことはできません。だから難しい問題なのです。
だいたいそんなようなことが書いてありますが、もうちょっと本書では丁寧に論説されています。
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さて、実際問題複数の肩書きを持つのはとても難しいです。
ブロガーをやるのだって毎日記事を書くのが大変ですし、副業するのは休日返上になるのでもっと大変です。
国籍や人種の枠を超えにくいような肩書きをもっても、リベラル化、グローバル化にはついていけません。
しかし、理論的には貯金がない人、収入より支出が多い人以外はだれでも米国株投資家にはなれます。
口座を開設して、クリックするだけだからです。
投資家というのは一つのアイデンティティです。
日本の強みは人手不足という状況で、働いた分にしっかり時給がつくことです。
アメリカ人は為替のリスクを取らずに世界の基軸通貨国であるドルでそのまま資産運用ができて羨ましいという主張はよく聞きますが、
アメリカに生まれたら三角形の人口ピラミドの中で厳しい競争勝ち抜いていかなければなりません。
英語が世界共通言語なっており、それを母国語とできることは大きなメリットではありますが、英語しかしゃべれないために、米国以外の、英語を喋る人とグローバルに戦わなければなりません。
しかし日本人は違います。日本語を喋れる人間は世界規模でみたらほとんどいません。
日本の産業はほとんど日本人向けです。
そんな日本が人手不足です。
日本では普通に生活していても、労働者は売り手市場です。
橘玲気が付いていない、もしくは全面に主張していないことがあります。
投資家の優位性です。
一般的に世界がグローバル化している話、世界のテクノロジーが発展しているという話がされる時は、その時代の波に追いつけるように、
賢くなることをはじめとした適応力をつけることが求められます。
そんな状況を利用して、大多数の人にとって暗い未来が待っているかのような話を語る評論家は多いです。
しかし
市場平均への投資に知性や適応力は必要ありません。
普通に働いて、米国株式投資をするだけで、グローバル化、リベラル化の恩恵を手にすることができます。
投資家はいつだって労働者以上の利益を手に入れています。
米国株式投資家は少数派だったりするので妙な連帯感もあったりします笑
一緒に投資家というアイデンティティを持って、世界の発展を楽しみましょう。
一緒にコツコツとS&P500に投資をして、お金持ちになりましょう。