世界全体への投資ではなく、世界で活躍する企業に投資しよう
こんにちは。
私が株式投資を始めた時は、セゾン投信のような国際分散投資で株式と債券をバランスよく保有するのが、もっとも安全だと思っていました。
そこまで高いリターンを得られなくても、確実にリターンを得られる投資を求めていました。
国際分散投資をする理由は、地球全体の人口が増えており、今後も科学技術の発展が見込めるため、その成長の恩恵にあずかろうというものです。
今はアメリカが経済を牽引していますが、将来的には中国がトップになるかもしれないし、日本かもしれないし、アフリカかもしれません。
人生があと50年以上続くことを考えれば、どこの国が覇権を握るかわからないし、どこ国がもっとも成長するのかもわからないため、各国に分散して投資しましょうというのが、国際分散投資の考えです。
しかし、その後、私は米国株投資家になりました。
理由は、世界経済の発展に伴い成長するのは、国ではなく、世界で活躍する企業だということに気がついたからです。
例えば、情勢が不安定な発展途上国が平和でまともな国になった時に、儲かるのはだれでしょうか?
発展途上国の企業も成長するかもしれませんが、新たな成長の果実の恩恵を得るのは、グローバル企業です。
今の日本人が享受しているような商品やサービスを発展途上国の人が享受するということは、グローバルに活躍している企業が潤うということであって、発展途上国オリジナルの企業が世界で活躍するということを意味しません。
世界格差はますます広がるため、発展途上国の優秀な人はアメリカに留学するのでしょう。
かれらは自国に止まらず、グーグルやアップルようなグローバル企業で働き、グローバル企業の利益に貢献するでしょう。
そんなグローバル企業は株主のためにお金を稼いでいます。
世界各国の経済に投資するのが必ずしも間違っているとは言えませんが、国際分散投資をする背景理論は突き詰めれば、グローバルに活躍する企業に投資しようということになると思います。
自分でわざわざ途上国に投資をするリスクは負う必要はありません。
グローバル企業に投資をすれば、途上国への投資リスクはグローバル企業が負ってくれます。私たち素人の分析よりもグローバル企業のマーケティング調査のほうがはるかに優れているはずです。
グローバル企業のマーケティング力に事実上ただ乗りできるのが、S&P500への投資です。
世界全体への投資ではなく、世界で活躍する企業に投資しましょう。
毎月14日は投資の日です。
コツコツとS&P500に投資をしつつ、一緒にお金持ちになりましょう。