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医者とはじめる米国株投資です。将来安定した生活を送るために、S&P500ETF投資を薦めるブログです。

日銀のETF買いは労働者としはありがたい可能性もある。

 

 

こんにちは。

 

日経平均が2万円を超えているのは日銀がETFを購入しているからだと言われています。

 

そもそも日本の株式は7割が外国人投資家によって売買されていますが、物言う株主がいなくなるという意味においては、日銀のETF買いは労働者にとってありがたいのではないかと思い始めました。

 

アメリカ経済では会社は株主のものです。労働者は株主に利益を献上するために働きます。株主に献上する利益の一部をもらうというのが労働者です。

 

この価値観は日本にはあまり根付いていません。

 

労働者は価値ある行動を提供したからその対価をもらっている。そんな労働者の集合体が会社である。会社は社員のものである。だから労働者は一生懸命働く。知らない株主のためでなく、自分たち社員の集合である会社が存続するようにです。

 

日本のビジネスはほとんど内需で回っています。国際ビジネスではなく国内ビジネスという意味です。サービスの提供先が自分たちであるため、質の良いものを安く提供することが、回り回って自分たちの役に立つ。

 

これが日本の価値観だと思っています。

 

しかし、日本企業の株を外国人が購入すると、会社は株主のものであるという価値観が日本に浸透してきます。外国人が日本の会社の運営に意見するようになります。

 

そうなると、労働者の給料をなるべく安くして、外国人労働者を採用していこう。福利厚生はなるべくやめよう。なるべくリストラしやすいようにしよう。製品の値段をあげて売り上げを増やそう。売り上げが上がった分は株主への配当に回してもらう。こんな会社が増えてしまいます。つらくないですか?

 

しかし日銀が日本株を買いまくれば、日本の企業にとやかく文句をいう株主がへります。

 

日銀は物言う株主ではなく、沈黙する株主です。

 

日本人を資本主義から守ってくれるのではないかと思っています。

 

株主のために働くことと、労働生産性をあげることはイコールではありません。

 

労働生産性を上げるとは、効率よく働くということです。株主のために頑張らねばという圧力がなくたって、労働生産性は適切な設備投資によってあげられます。

 

株主が日本政府の子会社である日本銀行であれば、社員の給料をあげようとか、社員を大事にしようとかそういう価値観が潰されないのではないかと期待しています。

 

そうなれば、日本の景気がよくなり、消費が活性化して、多くの人が幸福になれるのではないかと期待しています。

 

社員の給料があがり、仕事が安定すれば、投資に回せるお金も増えます。そうなれば多くの労働者が資本主義の恩恵を享受できます。

 

金融緩和のための日銀のETF買いが思わぬメリットを産むことを期待してます。

 

毎月14日は投資の日です。

 

コツコツとS&P500に投資をしつつ、一緒にお金持ちになりましょう。